【英会話】海外旅行で困らないように勉強してます。 日本語から英単語を覚える "ped"は足
ノーファイトです。
私が私淑している英語の関正生先生がすごいと思うのは、徹底して理詰めであることだと書きました。
理詰めは、記憶力の節約に役立つだけでなく、納得できるのが気持ちがいいです。
英単語は理詰めで学べるのか?
とはいっても、英単語は覚えないといけないですよね。
この点、関先生はどうのように対応されているのか気になって、本屋に行ったところ、こんな本を見つけました。
帯には「単語の意味が脳にしみこむ!」とあります。すぐに購入しました。
コンセプトは、すでに私たちがもっている知識、「いまある知識」を活用するというものでした。
一つ例を挙げます。
pedは足:関先生の例
pedal(ペダル)という英単語は日本語になっています。「自転車、ピアノ、オルガン、ミシンなどで、足を踏んで操作する踏み板」ですよね(念のために広辞苑を引きました^^)。
pedはどうやら「足」という意味らしいです。legではなくfootの方の足です。
ped = foot (正確には feet)には言語学上の根拠があるようですが、ここは丸暗記した方が手っ取り早いと思います。
さて、pedalを起点にして、どこまで語彙を増やせるか? 受験生を対象にしている関先生の本ではそんなに数多くはないですが、ざっと並べてみます。
pedestrian 歩行者
最後のianは、musician や comedian と同じ感じなんでしょうね。
駅前などにある歩行者通路を「ペダストリアン・デッキ」と呼ぶことも珍しくなくなってます。
impede 邪魔する
冒頭のimは「中に」ですよね。import (輸入)の im です。反対はexport(輸出)の ex です。
足を中に突っ込む、という感じで「邪魔する」と意味が生まれたようです。雰囲気は伝わりませんか?
ちなみに、im は in になることもあります。たとえば、inside は imsideじゃないですし、importはinportじゃないです。mかnかは、その後に続く言葉の発音で決まるようです。
たとえば、
天ぷらはtempuraと綴られますが、これは唇を閉じるためのようです。
天丼はtendonと綴られますが、これは唇を閉じないためのようです。
発音しやすい方の綴りを採用するんでしょうね。試して見て下さい^^
expedition 探検や遠征
ex は in(im)の反対で「外へ」ですから、「足を外に踏み出す」から探検や遠征という意味が生まれたとのことです。
その他の例
受験生を対象にした関先生の本では以上ですが、少し調べるとこんなのありました。
pedicure ペディキュア
これは完全に日本語になっています。語尾のcureは治療という意味だそうです。私などは勝手にcareの変形?思ってました^^; 足に気を遣ってるのね~と。ですが、大きくは外れていないかなとも思ってます。
さて、centipede はなんでしょう?
調べていて、これは面白いなと思いました。
centiは100です。世紀のcenturyですから100。
pedは足。
よって、百足(ムカデ)という意味になるそうです。
なお、発音はセンチピード、アクセントは前です。
面白いと思ったのは、日本人も英語を使う人々も、足が百本あるかどうかはともかく、あのくらいの「多さ」はざっくりと100と認識するんだなとわかったことです。
あまり使うこともないでしょうけど・・・。ですが、人生で一回くらいは役立つことはあるかもしれません。
おわりに
ということで、「いまある知識」を活用して語彙を増やすというのはいいなと思います。
まだ深くは考えていないですが、私たち日本語ネイティブが日本語の語彙を増やすときも似たようなことをしているはずですし、そうであれば英語ネイティブもまた似たようなことをしているのではないかなと思います。