【英会話】(6)発音は肉体に左右されるみたいです。
ノーファイトです。
ちょっとしたクイズから始めます。
ある家に赤ちゃんが生まれました。少し成長して、言葉を発するようになりました。
寂しいジージ
まもなくママという言葉を覚え、パパという言葉を覚え、やがてバーバと言うようになりました。しかし、いつまでたってもジージとは言いません。
おじいさんの悲しむこと、寂しがること・・・
さてここで問題です。なぜ赤ちゃんはなかなかジージと言わないのでしょうか?
それぞれ発音していただくとわかっていただけると思います。
ママ、パパ、バーバは唇だけで発音できます。
しかし、ジージは歯をかみ合わせて、歯の裏に息をあてることで発音します。なので、歯のまだはえていない赤ちゃんには発音できないということです。
天ぷらと天丼
第二問です。
天丼は、アルファベットでは一般に TENDON と綴られます。たとえば、チェーン店の「てんや」の英語メニューはこうなっています。
ところが、天ぷらは TEMPURA と綴られることが多いです。行ったことのない店ですが、たとえば次のようなものがありました。
なぜこういう違いが生まれるのでしょうか?
天ぷらと発音してみると気づくと思いますが、「てん」と発音するとき、唇を閉じますよね。なので、唇を閉じて発音するMがあてられます。
そして、天丼の方は「てん」という時、唇は閉じませんよね。なので、唇を閉じないで発音するNがあてられます。
日本語で「ん」をアルファベットで表記するとき、MとするかNとするかは、唇の動きを確認するといいわけですよね。
今日はこれくらいにしておきます。