リタイアからの冒険、ときに暴走

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【英会話】(8)冠詞 the は共通認識② Do you have the time?

  ノーファイトです。

 

前回の続きです。

 

 

ここで少し難しい例文。

 

Do you have the time?

 

 Do you have the time?

 

 こう尋ねられた経験はありませんか?

 

 私は海外で2,3回あったように思います。

 

 念のためですが、Do you have time? (いま時間、ありますか?)ではありません。time に 定冠詞のtheがついています。

 

 私などが丸暗記したDo you have the time?の日本語訳は「今、何時ですか?」です。

 

 このあたりの丸暗記は、What do you do ? 「あなたのは仕事は何ですか?」と同じですよね。英語のネイティブは何気なく日常的に使っているが、私たちが「なんでやねん!」と思いながら必死で丸暗記したところは似ています。 

 

 

 使われるのは、アカの他人に時間を聞く場面が多いです。

 

 the は共通認識という理解で、理屈っぽく日本語にしてみます。

 

  Do you have the time?

 

 「あなたは、私と共通に認識できる時間をもっていますか?」

 

 うは~~ どういう意味やねん! かもしれません

 

 ですが、アカの他人同士で、共通して認識できる時間は、「今」しかありません。過去に共通して認識できる時間はありませんし、将来のことは(アカの他人ではなくても)わかりません。

  the time を、「私と共有している時間」と理解してもよいのかもしれません 

 

 「あなたは、私と共通に認識できる時間をもっていますか?」、さらに「あなたは、私と共有している時間をもっていますか?」

      ↓

 「あなたは、今の時間をもってますか?」

      ↓

 「あなたは、今の時間を知ってますか?」

     ↓

     ↓

 「あなたは、今の時間を知ってますか?知っていたら教えてください」

      ↓

 「今、何時ですか?」

 

 ばんざ~い ばんざ~い (この歓声はわかる人だけわかっていただければいいです^^;)

 

What time is it now? よりも丁寧です

  

 Do you have the time? 今、何時ですか? ということになるようです。

 

 ただし、この訳語、少し不思議だと思いませんか? 英文には「何」に相当するwhatが入ってません。そして、疑問詞のない疑問文ですから、Yes か Noで答えるはずですよね。

 ですが、Do you have the time? と尋ねられて、Yes とかNoで答えてはトンチカンなやりとりになります。ここは、たとえば、It's ten O'clok. と返さないといけません。

 

 さきほど、Do you have the time? は「アカの他人に時間を聞く場面が多い」と書きました。

 

 ここで日本での日本語でのやりとりを考えてみましょう。

 

 あなたが時計もスマホも持っていなくて、町で通りすがりの人に時間を聞く場面を想像してください。

 

 いきなり、子供はともかくとして、大人が「今何時ですか?」とは尋ねないでしょう? 尋ねられた人もビックリするでしょうしね。

 英語でも、同じような場面で What time is it (now)? とは聞かないようです。

 

 日本語でも「今、何時かわかりますか?」と尋ねますよね。そして、尋ねられた方も、時間がわかるときに、「はい、わかります」とだけ答えて、通り過ぎることはまずないですよね。

 大人であれば、ああこの人は今の時間が知りたいのねと忖度して、時間を教えてくれます。(日本人だけが忖度するわけではないんでしょうね^^)

 

 英語もこのあたりの忖度は同じのようです。Do you have the time? と尋ねられれば、今の時間が知りたいのねと聞かれた側は忖度し、時間がわかれば教えてくれるはずなのです。

 

 要するに、時間の尋ね方としては、唐突な表現 What time is it (now)?  よりも 婉曲した表現 Do you have the time? の方が丁寧だということのようです。 

 

固有名詞は諦めましょう。

 

 その昔、新聞はtheがつくと覚え(させられ)ました。たとえば、the New York Times

 そして、雑誌にはthe がつかないと覚え(させられ)ました。 たとえば、Time(タイム誌)

 

 「新聞」は公共性が強く、広く知れ渡っているものであり、「あの…」という意識になりやすかったと考えられます、という解説もあります。

 

 ですが、こういう企業関係の名詞は、たぶん、その企業本人の自己意識、自分たちは共通に認識されている(または、されていない)という自己意識によるものではないかと思います。よって、theがつくかどうかは、気にしないほうがよいと思います。正確に書く必要があるときは、本人に尋ねるしかないと思います。

 たとえば、ある女性の名前「良子」が「よしこ」なのか「りょうこ」なのかは、本人に聞くしかありません。これと似たようなものだと思います。

 

 なので、固有名詞でtheがつくのかつかないのかを覚える必要はないと考えています。

 

おわりに 

 

  英語で話したり、書いたりするときに、the は共通認識と理解するようになって以降、それまでよりは少しはましな英語を使っているような気になっています。

 

 是非お試し下さい

 

 

 

 

 

 

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