ウイルスの変異って何でしょ?
ノーファイトです。
ウイルスはたえず変異しているとのことです。
それもメジャーな変異とマイナーな変異があるそうです。
インフルエンザの場合で言いますと、メジャーな変異で生まれるのが「新型インフルエンザ」、マイナーな変異で生まれるのが毎年の流行る「季節性のインフルエンザ」ということになるのでしょう。
新型コロナの場合、変異株が生まれている状況は、マイナーな変異と私は理解しています。そうでないと、新・新型コロナのような言い方になるはずだからです。
さて、よく言われているのは、マイナーな変異をすると弱毒化するというものです。
その理由として、ウイルスの生き残り戦略が働いているからだと言われました。
この説を私は信用していました。
ところが、これに対して、ウイルスにはそのような「知能」はないから、生き残り戦略云々というのはナンセンスだという主張がありました。
そう言われればそうだなと、思ってしまいました。
変異=弱毒化は間違っているのかなと。現に、強毒化したウイルスも発見されているという報道もありました。
しばらく思考停止状態が続いていました。
いろいろ調べ、考えた結果、いまは次のように理解しています。
ウイルスは毒性という点では、強化したり、弱化します。そして、変異は確率的に起こる、あるいはランダムに起こるようです。
ここでは単純化して、強毒化の確率50%、弱毒化の確率50%とします。
強毒化したウイルス→感染した人(宿主)が隔離される、あるいは死亡することで、拡散せず、やがてこの世から消える。
弱毒化したウイルス→感染した人(宿主)は、程度によるが、普通に生活し、他の人を感染させる。
もしこういうことであれば、弱毒化したウイルスが生き残りやすいということになり、変異=弱毒化は正しいということになりそうです。そして、強度化したウイルスが直ちに消滅するわけではないでしょうから、検査すれば発見されるでしょう。
以上のように考えれば、
①ウイルスは賢くなくても
②強毒化したウイルスが発見されても
全体として、「ウイルスは変異によって弱毒化する」という理解は間違っていないと考えました。
以上は私の頭の整理です。
これに感染力の変化を加えるとどうなるのか。まだ検討してはいません。